新居に引越してからテレビを視聴する方法がなくなったため、NHKを解約しました。NHK解約の流れと、なぜ解約に至ったのかのちょっと特殊な事情について書いてみます。
NHK解約の流れ
NHKを解約するには解約に関する条件を自分で確認した後に、NHKふれあいセンターに連絡して届け出書類のフォーマットを郵送してもらい必要事項を書いて返送します。1つずつ解説します。
NHK解約の条件を確認する
NHKの「よくある質問」に情報がまとまっています。
私の場合、「(2)廃棄、故障などにより、受信契約の対象となる受信機がすべてなくなった場合」に該当します。詳しい経緯は後述しますが自宅で地上波放送を見る方法がなくなり、またワンセグ対応端末も無くなりました。
NHKふれあいセンターに連絡
NHKふれあいセンターへの連絡は電話窓口のみです。この窓口はなかなか繋がらないそう。そこで「折り返し電話受付」を行います。
Webからフォームに必要事項を記入しておくと1週間後くらいにNHKふれあいセンターから電話がかかってきます。電話がつながるまで待つ必要がなくなるので便利です。しかし、電話がかかってくる時間帯や曜日を選べないので不便に思う人もいそうです。
NHKふれあいセンターとの電話内容
NHKふれあいセンターからの電話では概ね以下の内容を伝えました
- 引っ越しに際してチューナーを処分した
- 引越し先では地デジアンテナやCTVを契約していない
- ワンセグ対応機器も持っていない
これに対してNHKから聞かれた内容と私の回答は以下です。
- チューナーの処分を証明する書類はありますか?
- くらしのマーケットのログがある。処分したのがテレビではなくnasneなので、リサイクルに関する書類はない
- 本当にテレビを見る機器無い?嘘ついたら受信料取るよ
- 無い
そんな感じでやり取りをして、解約に関する届出書類を郵送してもらいました。
解約届の提出
電話の数日後、届け出書類が郵送されてきました。住所はすでに印字されていたため、必要な箇所の署名などを記入。見せられる範囲で、以下のように記入しました。
解約の実行
届け出の提出から1ヶ月以上経って、受信料が返金されました。タイムラインとしてはおおむね以下。
だいたい1ヶ月半くらいかかったようです。
解約の完了を通知する書類や連絡はありませんでしたが、払い戻しが実行されたので解約完了なのでしょうね。
解約の経緯
ここからはNHK解約の経緯を書きます。テレビを見る機会はたしかに減っていましたが、特にとどめを刺した出来事として山梨県の地上波デジタルテレビ放送に関する特殊な事情があります。
山梨ではNHK2局に加えて地上波放送2局の計4局しかありません。他の局のテレビも見たければケーブルテレビの契約が必須です。
山梨を放送エリアとしているテレビ局は、NHK総合、NHK教育、山梨放送(YBS)、テレビ山梨(UTY)の4局です。
山梨県内では東京キー局を安定した環境で視聴できるCATVが普及しており、その利用者数は全国的に見ても非常に多いのが特徴です。県内総世帯の約85%(※)はCATVによりテレビ放送を視聴しています。
我が家ではCATVを導入するため工事や加入費用、月額費用を考えるとテレビから得られるメリットが少ないと判断したため、地デジアンテナも設置せず、NHKの解約をしました。