毎年行っている金峰山。今回で3回目ですが、今年から始めた無線運用を絡めて行ってきました。山行の詳細はYamapにまとめているので、無線の運用記録をこっちに残します。
Summit on the air at 金峰山
金峰山はSOTAスポットJA/YN-013ですので、山頂から4局と交信成立すれば10pt獲得可能です。
金峰山は山頂の五丈岩が有名ですが、山頂部分はちょっとした広場となっています。SOTAのルールは標高25m以内であれば山頂とみなして運用可能ですが、金峰山の場合は山頂が一番運用しやすいと思います。
山頂付近の登山道は狭く、運用できる場所は無さそうです。金峰山小屋まで降りれば広いですが、山頂から100m以上標高差があるためアクティベーション対象にならないでしょう。
山頂での運用
今回、山行からすぐの運用だったため服装が行動用の薄手の物のみでした。しかし、設営や運用をしていると風が吹いていたこともあって寒さを感じたため、防寒のためのウェアを装備しました。思えば今までの登山で山頂付近でとどまることはほぼなかったので、失念していましたが無線運用を絡めると寒さに気を遣う必要があるのは当然ですね。
リグは今利用可能な唯一のトランシーバー、FT-70D。アンテナにはSRH770をつけて430FMで運用しました。
運用開始
山頂に到着した時間は午前8時半ころ。GMT換算で23時半なので運用中に日付をまたいでしまう可能性を考慮して、先に食事を摂って午前9時から運用をしました。しかし、土曜日の朝だからなのか違法局と思われる交信が非常に強くて空きチャンネルが無い状態。いちおう433MHzの呼び出しチャンネルは空いていましたが、それ以外はほぼ埋まっています。中には非常に出力が強いためか、1局で2~3チャンネル分を占有しているところも。また、チャンネルチェックを行っても応答がないのに、ホームから戻ってくると交信が行われているケースもありました。
結局どうにか433.7MHzで3局と交信し、その後混信したため423.9MHzで2局と交信。午前9時から開始して最初の交信が9時32分、最後の交信が9時52分でした。目論見では短い交信を4局だけなので、1時間程度で終わると思っていましたが実際には1時間半くらいかかりました。
交信が成立した5局中4局が横浜、1局が府中とすべて関東方面。帰宅後、Twitterで諏訪方面にかなり弱く届いていたと教えて頂きました。八ヶ岳があるので西側はあまり飛ばなかったのかもしれないですね。
運用のスタイル
ちょっとここで私の移動運用中のログの取り方を紹介。現地ではPixel 7でオフライン編集可能としたスプレッドシートにログを記入し、帰宅後にLog4OM2でログを記録。LoTWへのアップロードとADIFを出力してSOTAに提出します。
しかし、スマホで相手局コールサインを素早く入力できなくてちょっと悩み中。スマホのキーボードでは半角英数と日本語の切り替えがいちいち必要で、コールサインとQRNのメモのスピードが遅いです。また、スプレッドシートは便利ですが補完もしてくれるので、アルファベットを入力しようと思うと数字入力モードとなっている場合も。
この辺りのあれこれはまだまだ改善の余地がありそうです。耐水紙とペンがスマート解決方法かもしれませんが。
まとめ
違法局には悩まされましたが、5局と交信成立してSOTAアクティベーションができました。応答していただいた局長さん方、どうもありがとうございました。
この夏は、甲武信ケ岳あたりに行こうと考えているのでその近くの山でのアクティベーションを狙います。また、IC-705を買ったのでそちらの変更申請が通過したらまずはPOTAなど車で移動できる移動運用をしてみて使い勝手を確かめたのち、HF帯でのSOTAアクティベーションに挑戦してみたいです。