@numa08 猫耳帽子の女の子

明日目が覚めたら俺達の業界が夢のような世界になっているとイイナ。

クモ膜下出血で入院をした話

起きたこと

スノーボード中の事故でクモ膜下出血になり、3日間入院をしました。実際に何が起こったのかをまとめて、やっておいて良かったことや今後に向けて改善をしたいことについてまとめます。

事の起こり

2018-2019 のウィンターシーズンは俺の中で空前のスノボブームが訪れて、ぼっちや友達、奥さんと一緒にゲレンデで滑りまくりました。シーズンも終わりに近づいた3/8-9も、東京から id:sseze を呼び寄せて岐阜にある「鷲が岳スキー場」へ行きました。   ski.washigatake.jp

初日は散々滑って2日目。軽い筋肉痛を覚えつつ、でも滑っているうちに体も温まってくるやろ、くらいの感覚で滑り出し。リフトで頂上まで登って鷲が岳の隣のホワイトピアたかすのメインのゲレンデに降りて行った所で事故は起きました。

その時の様子

3/9 は土曜日でゲレンデはなかなか混んでいました。俺たちはゲレンデ入り口で滑り降りた後の合流地点について打ち合わせた後、それぞれスタート。ボーダーやスキーヤーの間を縫うように滑って、そう言えばキッカーがあったから飛んでいきたいなと思いキッカーの方を見たのが最後の記憶です。その後は気がついたら BURTON のフリースを着たおじさんに支えられながら歩いていて「あなたは人とぶつかりました!」って言われていました。

何が起きたのか

どうやら別の人とぶつかったらしいです。そしてそのまま気絶。ぶつかった人がゲレンデのスタッフを呼んで介抱をしてくれたらしいです。

ぶつかった相手のことは全く覚えていません。どうやら俺が「大丈夫です」と答えたらしく、相手はそのままどこかに行ってしまったらしいです。

直後のこと

BURTON のフリースを着たスタッフの人に支えられつつ、いつの間にか id:sseze も合流していてホワイトピアたかすのレストランへ歩いて向かいました。このとき、自分でボードラックにボードを立てかけたような気がします。ただ、このタイミングで意識や記憶はかなり混乱していて`

  • ここがどこなのか
  • なぜここにいるのか

が分かりませんでした。一応自分のことと id:sseze のことは分かったので大きな不安はありませんでしたが。

失った記憶を取り戻すため、スマホの写真を見返してようやく意識と記憶が帰ってきた感じがありました。車でゲレンデに来て2日目だと言うことを思い出すのに、10分くらいはかかったと思います。

最初の対応

ゲレンデのスタッフの人は俺と id:sseze が席についたのを見てどっかに行っちゃいました。仕方がないので、自分で体に大きな怪我がない事を自分で確認。骨が折れたりとかは無さそうだなと思いました。筋肉痛による痛みはありましたが、なによりも頭が痛い。気絶もしていたらしいし、頭を強打してるはず。ここで思い出されるのが声優の塩沢兼人さんです。

ブリブリざえもんやマ・クベで有名な塩沢さんは階段から落ちたあと気絶、意識が帰ったあと6時間くらいして容体が悪化して亡くなられたそうです。

ja.wikipedia.org

この事を覚えていた自分はすでに脳が内出血をしているであろうこと、放置したら24時間もあれば死ぬかもしれないことをリスクとして捉えて病院探しをしました。

 id:sseze が家族に連絡しろよとか言ってましたが、そんなことより我が身の安全と思い近所の病院を検索。救急車の検討もしましたが、呼ぶべきなのか分からないし、岐阜には #7119 が無いので自力で向かうことに。鷲見病院ならスノーボード、スキー外来があることがわかり、そこに向かいました。

sumihosp.or.jp

病院でのこと

そこそこに混んでいました。後から聞いた話、この日だけで入院患者は3人居たそうです。CTの結果外傷性くも膜下出血と判明。ただ、出血自体は小さくてほぼ止まっている可能性があるそう。しかし、悪化することもあるし家に返すことは出来ないので入院をする流れとなりました。人生初の入院。

入院をしてから

基本的に安静にしている必要があり、トイレに行くときも付き添いが必須。id:sseze が居てくれたので楽でしたが、一人の時はし瓶を使いました。これはこれで慣れたらトイレに行かなくても用が足せて便利。

病院のご飯は思っていたよりも美味しかったです。味噌の味付けが大阪よりも濃くて、名古屋文化の影響を感じました。後、肉や揚げ物が多い。えびふりゃー。

退院

予定通り3日目には退院できました。特に検査もなく、体に異常がないなら退院して良いよとお医者さんに軽く言われた程度。費用は4万5千円ほど。医療保険が降りるけど、それなりにでかい出費となりました。

振り返り

今回、ヘルメットを被っていたため大事に至らなかった可能性があります。ヘルメットも万能ではないですが、 60km 近く出して滑るスポーツを行う上では必須のアイテムだったかなと思います。

また、 1day 保険に入っていたため、仮にぶつかった相手に治療費の請求や訴訟などを起こされても対応ができたかと思います。セブンイレブンですぐに入れるし、シーズン中何度も滑りに行くようならこういう保険には入っておきたいです。ただし、今回は3日で退院だったので 1day 保険からの一時金はありませんでした。

ehokenstore.com

今回はゲレンデに id:sseze と2人で来ていたのも大きいです。やはり怪我をしたときに1人だけだと冷静な判断や対応ができない可能性もありました。そしてなにより心細い。それなりに危険の伴うスポーツであることを自覚して、2人以上で行くほうが良いですね。

今後に向けて取り組みたいこと

2018-2019 シーズンはもう終わりなので次のシーズン以降のこととなりますが、例えばぶつかった相手の連絡先は交換するようにしたほうが良かったです。今回はどっちが悪いとかそういうのは何もわかりませんし、事故の目撃者の情報も得られていないのでなんともですが、場合によっては医療費の請求や逆にこっちが責任を取る必要があったかもしれません。

今回は自家用車での旅行でしたが、車を運転できる人間はメインドライバー以外にも最低1人は用意をしておいたほうが良さそうだなと思いました。 id:sseze は運転はできるのですが、俺所有の自家用車ということで保険の対象外になってしまっていました。各社から出ている自動車の 1day 保険も、車両保険をつけるには7日以上前から申し込みをしておく必要があるとのこと。片方の運転が困難になったときにもう片方に運転をしてもらえるように準備を整えておくべきでした。

あと、今回のケースでは救急車を呼んでしまっても良かったそうです。その辺りの判断がよくわからなくて自力で病院に行きましたが、移動中に事故るリスクを考えると救急車のほうが良かったと言えるでしょう。

最後に

Twitter で入院をしたことをつぶやいたら、様々な方からお見舞いのメッセージを頂戴しました。全てにレスはできていませんが、目は通してます。ご心配おかけしましたが、元気にやってます。いちおう、ちょっと間をおいてから MRI での検査を行う予定です。

これに懲りずに来シーズン以降も滑りに行きたいな。