いつも行っている無線機屋で430FM用のアンテナを安く入手できたので、ベランダに設置してなんちゃって固定局を作ってみました。
リグ紹介
使っているリグは相変わらず八重洲無線のFT-70Dです。隣にIC-705も写っていますが、変更申請の審査が通過せず免状が下りていないので利用できません。残念。
さて、無線機の固定運用では一般に安定化電源が利用されるようです。
こういうやつ。メーカーを気にしなければもっと安いのもあります。一方、モバイルバッテリーやUSB-ACアダプターとUSB-CのPDに対応したトリガーケーブルを組み合わせることで、安定化電源を使わなくても狙った電圧の出力で電力を供給できるようです。
幸い、IC-705はこの辺りの知見がだいぶたまっているのでそれを参考にしつついくつかのケーブルなどを整えました。
調達した物
モバイルバッテリー
USB PDに対応してそれなりに容量があって処分できるものとしてシリコンパワーのモバイルバッテリーを選びました。
USB PDに対応していて、20,000mAh、シリコンパワーなのでJBRC協力店で回収可能です。移動運用の場合はこれを使うつもりです。
トリガーケーブル
USB-Cの端子とDC端子を備えたケーブル。ただし、USB-C部分にあるチップに設定された電圧をUSB PDで電力供給する機器が供給するのでリグにあったものを選ばなければなりません。
とか言いつつミスって20V用のケーブルを買ってしまったんですけどねorz
モバイルバッテリーは12Vまでしか出ないので問題ありませんでした(ラッキー
DCジャックのプラグ
↑のケーブルのプラグ形状だとFT-70Dに刺さらないので、変換コネクタも調達しました。
いろいろ使うこともあるだろうと思って、いっぱい入っている奴にしました。
発熱問題
外部電源を使うと発熱します。知りませんでした。自宅から試した最中にリグの温度がみるみる上がって80度近くに到達。やばいな、と思っていたら変調できなくなってしまいました。
急遽サーキュレータで冷ましましたが、1局と交信不成立。やらかしてしまったorz
移動運用の時にどうしようか思案中です。車の場合、エアコンの吹き出し口にリグを固定するので問題無さそうですがSOTAやPOTAのときにどうしようかな。IC-705でも発熱問題があるようで、CPU用のファンなんかを改造している方もいらっしゃるようです。真似してみようかな。
自宅の固定運用
今のところ自宅からもモバイルバッテリーを使うつもりですが、モバイルバッテリーを充電するためにUSB ACアダプタを買いました。
試しに20VのUSB PDのケーブルをFT-70DとIC-705にさしてみたところ、FT-70Dは利用可能でしたがIC-705はケーブルが刺さっていることを認識しませんでした。電圧のチェック機構があるんでしょうね。FT-70Dもそのまま利用するとリグを壊しそうなので、ちょっとさしてみるだけに留めました。
ACアダプタの利用をするには12Vか15V用のケーブルが必須ですね。
今後のこと
トリガーケーブルの調達がわりとだるいので、色々と使えるようにトリガーケーブル用のUSB C端子とDCジャックのケーブルをいくつか揃えて必要な物をDIYしようかと思います。とくに、12Vや15V用ケーブルはなぜかやや高くて。
20Vが安いのはよく売れるからですかね?