さて、今年2013年のことについて、実は2012年の年末に予言をしてました。
来年、デ・ジ・キャラットになんかうごきがあるきがする
— numa (@numa08) 2012, 12月 27
そんなわけで今年はデ・ジ・キャラット15周年です。ご確認ください。
今年を振り返って
正式に所属する組織が変わり、生活も変わってから1年。書くコードも大きく変わりました。なんというか、「現実を知った」1年だったと思います。
そんなわけで、今年のまとめ始めます。
今年読んだ本
ブクログを利用して記録をしようと思っていましたが、完璧に忘れていたので記憶をベースに書いていきます。
- 作者: Alasdair Allan,永井勝則
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2012/10/20
- メディア: 大型本
- 購入: 2人 クリック: 14回
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仕事でiOSも担当することになったので勉強用に読みました。ストーリーボードを活用して、アプリ開発を学ぶ形式です。手取り足取り教えてくれる感じで、またiOSのAPIを(時にはMacの頃から続く歴史を含めて)学ぶことが出来ました。
- 作者: Andreas Zeller,中田秀基(監訳),今田昌宏,大岩尚宏,竹田香苗,宮原久美子,宗形紗織
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2012/12/22
- メディア: 大型本
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春先くらいからテストについて考えていたころに読んだ本。実際のオープンソースプロジェクトなどでどのようにバグが発見されて、管理され、対応をされているのか。また、コードの中のどこにバグが含まれるのか、非常に詳細な解説があります。たぶん、この本を読んでからソフトウェア工学の海に飛び込むんだと思います。もう1回読みたい。
JUnit実践入門 ~体系的に学ぶユニットテストの技法 (WEB+DB PRESS plus)
- 作者: 渡辺修司
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2012/11/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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JUniの基本、そしてマニアックな使い方の解説書。様々な局面における試験の記述方法についての解説があります。Androidも含まれていますが、基本的にJUnit4なので今の仕事にストレートに活かすというよりは、JUnitを使ってどこをどうやって試験するのかといった考え方的な物を学ぶことができます。
実践 スマートフォンアプリケーション開発 ―iOS、Android、Windows Phoneの比較
- 作者: 株式会社ブリリアントサービス,八木俊広,原昇平,かわかみひろき
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2012/10/24
- メディア: 大型本
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Android,iOS,そしてWindowsPhoneを使って、それぞれのFWで同様の機能を実装する方法を列挙してくれる本です。APIをジャンルごとにほぼ網羅しているので、機能調査などに活用できます。
コーディングを支える技術 ~成り立ちから学ぶプログラミング作法 (WEB+DB PRESS plus)
- 作者: 西尾泰和
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2013/04/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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今我々がアルゴリズムを考えて、実装する上で自然に使っている、あるいは学んでいる機能についてその成り立ちを解説する本です。なぜその機能が求められて、実装されたのかを学ぶことで、どういった局面で、どのような方法で利用をするのがベストなのか判断することができるようになると思います。良書。
- 作者: 戸田 薫
- 発売日: 2012/12/30
- メディア: Kindle版
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高い・・・。内容はいいと思いますが(それでもぐぐったりマニュアル見ればわかる)、お高いです。あんまり充実感はないかな。
入門Chef Solo - Infrastructure as Code
- 作者: 伊藤直也
- 出版社/メーカー: 伊藤直也
- 発売日: 2013/03/11
- メディア: Kindle版
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chefまじ便利です。鉄板ですが、Vagrantと組み合わせて環境を作りまくってます。この間作ったnuma08.netもデプロイはchefで自動化してます。まじ、便利。そんな便利なchefの使い方、解説です。chefの機能がひと通り利用できるようになります。
- 作者: 吉村昭
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2013/03/01
- メディア: Kindle版
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実家にあった本を途中まで読んだのでkindleで買った本。艦これのお陰で一気に有名になった感のある、大和型二番艦、武蔵さんの建造から沈没までを追う小説。
特に建造中部分は、当時の狂気とも呼べる時勢や空気を感じることができます。
- 作者: 吉村昭
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1979/11/27
- メディア: 文庫
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戦艦武蔵と同じ人の作品。日本を代表する戦艦、陸奥が謎の爆発により沈没した事件の詳細を作者が追う物語です。
これも戦艦武蔵と同じく、当時の狂気を感じることができると思います。現在の価値観や考え方ではちょっと理解できない出来事も起こりますが、そう言ったものを楽しめました。
エキスパートObjective-Cプログラミング ― iOS/OS Xのメモリ管理とマルチスレッド
達人出版会で800円で買った本。なんとなくで済ませていたObjective-Cのメモリ管理がどういうものなのか詳細に記述されています。また、GCDで活用するBlocksについてもC言語レベルでの実装で解説で、機能を理解するために役立ちました。
今年のAndroid本と言えばこれですね。とは言え、初版しか読んでないです。アップデートしないと。
今年書いたコード
Scala
俺といえばScalaみたいなアレは出来上がった気がします。Scala雑魚ですが。
Scalaを使って実装、公開したサービスは以下
DentooLT #3でラジオをやるのに、実装したサービス。ラジオなので、メッセージ投稿サービスをPlay frameworkで実装しました。実態はTwitter4jを使って、DMをあるアカウントに飛ばしているだけですが。
デーモン化する部分をapache daemonを使って実装しているあたり、ちゃんとPlay frameworkのドキュメントを読んでいないのがわかりますね。
こっちもPlayframeworkで実装しているサイトです。動的な感じのサイトを作りたかったのでPlayですが、現在(2013/12/29)の時点でキャッシュが残るバグがあります。だれかプルリクください。
Ruby
Ruby便利ですよね。CLIのアプリ作るのにめっちゃ役立ちます。あと、Rakefileもシェルスクリプトよりも管理しやすくて好き。
オープンな感じで公開してるプロジェクトは一個しかないですがね。
libvirtを使って管理されてる仮想マシンをバックアップするためのスクリプト的な何かです。最初は、シェルスクリプトでやってたやつを、Rubyで書きなおした例ですね。
まあ、現在非常に限定的な用途にしか対応してないので今後アップデートが必要ですね。
今年参加したイベント
今年はイベントに参加するより、主催してた方が多いかな・・・
勇者王誕生!完璧絶叫バージョンを解説した
ラジオやった
月世界旅行の弁士やった
旅行っていいよねて話をしてきた
Javaの勉強会で、finalっていいよね!って話をしてきました。資料はこちらに。final狂の詩
finalつけていきましょう
主催したイベント
今年はこっちがメインですね。
年明けにやった身内向のイベント。俺の好きな温泉とハッカソンを箱根でやってきました。箱根いいですよね、箱根。
来年もやりたいものです。
Scalaを俺が勉強するために開いた勉強会。今にして思えば、信じられない参加者の数ですよ。びっくり。
かと言ってイベントとして成功したかと思うと微妙な感じ。俺のやりたい勉強会ってどんなんだったかなー?ってのを探るための実験みたいな感じでした。
今年、最もコミットしているイベントですね。月1でなんかやるよーって言うと、どうにかしてネタを作るので、それなりに形になりますね。
もちろん、来年もやっていくのでよろしくお願いします。
来年どうする?
新宿Scala座もそうですが、来年もイベントとかをやって、色々楽しんでいきますね。まずはライブコーディングから
というわけで、こんな感じの1年にします。
闇を払う光になりたい
— numa (@numa08) 2013, 12月 27