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@numa08 猫耳帽子の女の子

明日目が覚めたら俺達の業界が夢のような世界になっているとイイナ。

ICCで感じた、道の途中にあるもの

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テクノロジーの進歩の途中にあるもの

いつだって、僕達の廻りのテクノロジーはすごい速度で進んでいく。

それを吸収して自分の物にすること、そして進歩に貢献することがどうしよもなく楽しいんだ。

だけど、時々、ふと立ち止まって振り向いて、進歩の途中で終わってしまった彼らのことに思いを馳せるのも良いかもしれない。

ICCに行って来た

新宿でちょっと買い物をして、代々木方面にブラブラと歩いていたら何故か初台のオペラシティの方に出た。特に予定も無い土曜の昼下がり、2階にあるカフェでコードを書いてたら、先輩の @ さんからメンションが来た。

オープンスペース、NTT インターコミュニケーションセンター ICCで開催される無料の展示会。偶然にも今日が初日だったらしいので、行くことにした。

ICCは、学生の頃に何度か行っていた。サークルの先輩の誰かに教えてもらったんだと思う。メディアアートを中心に、テクノやエレキな感じのデバイスやアート作品が展示されている。その多くは、インタラクティブ性に富んでいて、実際に触って体験することもできるので、アイデア探しや面白いもの探しにうってつけ。そして、何より無料なのが、お金のない当時(そして今)の自分には嬉しい。

音を感じた。過去からの音を

ガタガタガタ?カチカチカチ?あの音の感じをカタカナで表現するのは難しいが、とにかく程よいリズムで、適度な喧しさの展示物がそこにはあった。

Binatone Galaxy

原理自体はあまりに簡単だった。カセットプレーヤーの中に小型マイクを仕込み、リールを回転させるバーや、プレーヤーその物が発する音をそのスピーカーから再生をする。

しかし、この独特の世界観、着眼点に気がついた時に走ったのだ。僕の中を戦慄が。衝撃が。

この音は、カセットプレーヤーが単体で流している音なのだ。カセットプレーヤーは本来なら、カセットを挿入することで音を流す機械。その先入観、あるいはルールはあっけなく破られた。

過去から連綿と受け継がれてきたマニュアルをこの音は破壊してしまった。「我々には、まだ君の知らない側面があるのだよ」と、語りかけているようだった。

しかし、それでももう光は当たらない

カセットというメディアがCDに変わり、そのCDも今では売れていないと評判だ。カセットに関しては、一部のインディーズレーベルで安く出版できる形のある物と言うことで、ちょっと注目されていると言う話を聞いたことがあるが、それでも昔のように誰も彼もがウォークマンを利用する日は来ないだろ。

外に持ち出すことのできる音楽の容量は、20年前と比べて圧倒的に増えたわけだし、音質に関しても上がっているだろう。この流れは止められないし、むしろ僕は流れを推す側だ。そして、僕の友達にも同じ世界の人間が多い。

だからこそ、時には振り返ってみたい。進み続けるだけでなく、振り返って見返して、そうしたら知らなかったことが見えるのかもしれない。見えないかも、しれない。

そんなことを時々暇な時にやってみるのはどうだろうか。

最後に

オープンスペース2014は来年の3月まで開催されているので、初台に立ち寄る事があれば行ってみてもらいたい。詳しくは公式サイトで。

OPEN SPACE 2014