以前は、2ヶ月に1回は何かを買って読んでいた。自分が興味のある言語やフレームワーク、マネジメントや品質関連、コンピュータサイエンス・・・
今年に入ってからだろうか、技術書を買わなくなっている。しかし、実際は本を読んでいる。技術書以外の小説やノンフィクションだ。
最近読んでいる本はこれ。
吉村昭氏の本は、昨年の夏辺りから「戦艦武蔵」を読んで以来、ちょくちょく読んでる。艦これの影響があるのか?と聞かれたらたぶんそうだけど、それはともかく読了感が割と良い。今では考えられない常識感の世界が、今と同じ連続した時間軸上にかつて存在したことに、発見というか感じるものがある。
ラノベも読む。スワロウテイルシリーズを最近Kindleで揃えて全部読んだ。
本を読むのはだいたい通勤中だ。急行とかその辺はものすごい混んでて嫌なので、各停に乗って座る芸をしている。はてブのホッテントリを見て、グノシーを眺めてそして本を読む。途中で寝ちゃう日もあれば、降りる駅まで読みつづける日もある。
さて、話が戻って技術書のを読まなくなったことだけれど、なるほど、本棚を見てみれば僕が今まで技術書だと言って買っていた本はいわゆる「はじめての~」な本なのだ。初めて触れる言語やフレームワーク、ツールetc...。それらの最初の1冊や2冊で購入した本が多いように思う。
最近気がついたけど、この「はじめての~」な情報は公式サイトのドキュメントを読めば書いてあることばかりだ。チュートリアルも機能一覧、リファレンス、その辺りは大体書いてある。英語で。
なぜか最近は英語に対しての抵抗が無くなってきた。go-langをちゃんとやりたいと思ったので、AN INTRODUCTION TO PROGRAMMING IN GOを読み初めたけどこれも英語だ。
なんで抵抗が無くなってきたのかは分からない。分からないけど、良い傾向ということにしておく。
あと、読みたい本の部類も変わってきた。今読みたい本は
この辺。「入門」だし、もしかしたら「はじめての~」な本かもしれない。
それはそれとして、ちょっと基礎に興味が出てきた。
基礎は一番難しい部分だ。課題とそれに対する解放を一般化した記述は、抽象度が高く何について述べているのか分からなくなって、投げ出してしまう。そんな経験が今までずっと続いてた。大学に2年も余計に行ったのは、基礎ができなかったからだと思う。
いつだって新しいことの習得は「基本」→「応用」→「基礎」くらいが丁度良いと思ってる。「応用」までは楽しい。問題は「基礎」だ。述べる範囲を狭めれば、語る内容は潰え、逆に広げれば抽象度が上がって訳が分からなくなる。
今ならできるだろうか?あの時できなかった事が、今できるようになっただろうか?
とりあえず、本屋に行ってみようか。