最近、アマチュア無線に興味を抱いたので無線技士4級の試験を受験しました。どう言ったいきさつで無線技士の免許を受験したのか、今後どうするのかをまとめてみます。
バイク、登山と絡めてなんかやりたい
山梨に引っ越ししてからと言うもの、隙を見つけては登山やツーリングを楽しんでいます。山に登るにしても、バイクで走り回るにしても良い感じのルートが県内にいくつもあり気軽にアクセスできます。一方で、家族がいることもあって一人で出かけるとなると外出できる時間は限られてしまいます。登山で行ける山も限られるし、バイクも同様に。
限られた行動範囲の中で活動の幅を持たせるために、何ができるのかなあと日々考えていました。
無線のことを思い出す
さてそんな思いを抱いていたある日、友人たちとスキーへ行きました。ゲレンデで会話をする用に以前購入したトランシーバー、つまり特小無線と呼ばれる無線機を持って行きました。今ならわかるのですが、特小無線は交信できる範囲がめちゃくちゃ狭く基本的に数百メートルレベル。ゲレンデのように起伏に富んでいたり、高低差のある環境ではほぼ使い道がありません。
がっつり会話をするよりも、遊びレベルで持って行ったため別に不具合は感じなかったもののもっと良い無線機があれば良いなあと思い始めました。
移動運用を知る
無線機について調べていると、無線機には大きく2種類あると知りました。資格が必要なものと、資格が不要なものです。後者については「フリーライセンスラジオ」を省略して「フリラ」と呼ぶそう。
そして、無線機を使った遊びもの存在も知りました。手持ち出来るタイプの無線機を持って行って出先で運用をする「移動運用」の存在です。
もともと、アマチュア無線の存在は以前から知っていましたが、そもそも無線機の資格を使って何をするのか分かっていませんでした。無線機を使った「遊び」にはいろいろと種類があるようですが、その一つが「移動運用」。
手持ち出来るタイプの無線機にも色々種類があって、文字通り手で持てる「ハンディ機」や車に搭載して利用する「モービル機」。本体にバッテリーが内蔵されている「ポータブル機」があるとのこと。
バイクや登山と組み合わせる人も多く、活動の幅を広げるのに持ってこいの遊びだと感じました。
無線機を選ぶ
さて、無線の移動運用をしようと思うと無線機が必要です。無線機の種類は先述のように資格が必要な物と不要な物に大きく2分されます。そして後者は「特小」「デジタル簡易無線(デジ簡)」「デジタル小電力コミュニティ無線(LCR)」「市民ラジオ」があります。
特小はすでに持っているし、市民ラジオは現在利用可能な機材が入手しずらく購入するならデジ簡かLCRかなあと考えていました。調査は行いつつ、細かいことは詳しい人に聞こうと思い甲府市内にある無線機ショップへ。
秋葉原には及びませんが、無線機やオーディオに関する製品が甲府市内で気軽に手に入るお店です。無線担当の店員さんとお話をしつつ、自分のやりたいことを整理しました。
- 無線の移動運用をして遠くに電波を飛ばしてみたい
- バイクや登山で利用するので、ハンディ機を選びたい
- 無線に興味はあるが、何をすれば楽しいのかよく分かっていない
- 無線と言えば航空無線(エアバンド)が好きで、LiveATCをよく聞いている
この辺りを伝えたところ、アマチュア無線機であればエアバンドの受信も可能であると教えられました。
で、そんなこんなで購入をしたのが八重洲無線のFT-70D。
結局、アマチュア無線用の機種を購入しました。
電波を出してみよう
ダメです。無線の免許を持っていないので。無線機を買ったからには免許を取るか、と言うことで試験勉強開始。アマチュア無線の試験で定番の要点マスターを購入してひたすら暗記。
試験の受験と合格
2023/4/11に最寄りのテストセンターで試験を受験。その場で結果が判明し、無事合格。正式な合格通知が2週間後の4/24にメールで送られてきたので、メールに含まれている情報を使って従事者免許の申請を行いました。
今後のこと
このブログを書いている時点でまだ免許証は届いていません。免許が届いてもそこから開局のための局免許の申請が必須なので、無線機から発信できるのはまだしばらく先ですね。
手持ちの無線機がハンディ機なのでどれほどの距離で通信ができるものか分かっていませんが、バイクや登山で外出時に標高の高い地点から通信を試みてみたいと思っています。また、デジタル規格のWires-Xに対応しているので、その機能を使った通信にも手を出してみたいですね。
そのまま無線運用が面白ければ、SSBの運用とか3級を取得してFT-8などに挑戦したいなとぼんやり考えています。
賃貸を出て持ち家になったので、その気になれば自宅に無線設備を構成できるなあと妄想しています。