@numa08 猫耳帽子の女の子

明日目が覚めたら俺達の業界が夢のような世界になっているとイイナ。

子どもを連れてトーマスに乗りに行った

今回も子どもを連れて旅行に行った記録です。

静岡県を走っている私鉄の大井川鉄道は毎年夏になると機関車を「きかんしゃトーマス」のトーマスに改造した車両を走らせています。これはライセンス元から正式に発行されたライセンスに基づいて行っているイベントで、たくさんのお客さんで賑わっていました。しかし、2020年のコロナ騒動の中で混雑を避けるために旅行を中止したり、遠方の人が参加できないなどの声が挙がったことから2022年からはゴールデンウィークと夏休みの2本立てでイベントを開催。参加者にそれぞれ上限をもたせつつも分散を狙って参加しやすくしてくれています。私たちもせっかく隣の県に住んでいるのだからと思い、大井川鐵道のトーマスに乗りに行きました。

ツアーの紹介

大井川鐵道のトーマス号に乗る場合、停車駅の新金谷駅千頭駅で乗車券を普通に購入して乗る方法と大井川鐵道が主催するツアーに参加する方法があります。前者は席が空いていれば乗れますが、基本的にトーマス号は休日のみ運行で混雑するためあまり現実的ではないと思います。大井川鐵道主催のツアーは事前にネットから申し込みが可能で、トーマス号だけでなく千頭駅で開催されるトーマスフェアの入場券、ランチなどが付きます。私たちはバスのバーティに乗るツアーを選択しました。ざっくりとした行程は

  • 新金谷駅に集合。9時を回るとトーマスの整備工場内を見学できる
  • トーマス号に乗って新金谷駅を出発。車内でお昼ごはんを食べる
  • 千頭駅に到着。トーマスフェアで遊ぶ
  • 昼過ぎにバスのバーティに乗って新金谷駅に戻る。トーマス整備工場の見学ができる

といった形でした。ツアーによっては新金谷駅から千頭駅に行くときにバーティを使うものもありますし、他のツアーもあります。予算やスケジュールを見て適当なものを選ぶのが良いです。

新金谷駅

大井川鐵道新金谷駅が集合場所となっています。東海道線金谷駅からアクセス可能ですが、私たちは車で行きました。駐車上は広いですがそれなりに混雑します。ツアー参加者は優先的に駐車ができるので、集合時間に遅れないようにしつつも焦る必要はありません。さて、大井川鐵道はトーマス号も楽しみですが、それ以外にも他の鉄道会社で活躍していた車両が当時の塗装のまま今も現役で運行されている点も楽しみです。関西の人間だったので近鉄南海電車の車両を見るとテンションが上ります。

新金谷駅自体も観光地化されていて、鉄道模型の展示や過去利用されていた物品の展示がありました。特に、SLに石炭を投入する訓練をするための機材が展示されていて興味深かったです。

ずらりと並べられたアーケードゲームのトーマス。いろいろな所にあったものを買い取ったのだろうか・・・。

整備工場の見学

新金谷駅は隣にSLなど機関車を整備する設備もあって、ツアーに見学が含まれていたのでしっかり見てきました。出発前のトーマスや特殊消防車で軌陸車のフリン、整備工場の中身を見学できます。大井川鐵道が使う石炭は通常の石炭よりもよく燃えるようにしているため、煙の量も少なくなっているそう。後でトーマス号に乗ったときにも感じたのですが、随分沿線に近いところに畑や民家がある割には住人の方々はSLを快く受け入れているようでした。そういった住民への思いやりがあるので、SLも現役で走っているのかも知れないですね。

トーマス号に乗車

整備工場の見学をしているとトーマス号の準備が完了して、いよいよ乗車時間となりました。トーマス号もテレビで見たトーマスを再現していますが客車もアニーとクララベルを意識したデザインとなっています。当然客車も古いのでエアコンもありませんが、逆に今では見かけない栓抜きがあったり本当の「網」でできた網棚があったりとこれはこれでテンションが上ります。

ランチはしっかり、トーマスランチを食べました。案外内容がしっかりとしていて、大人も子どもも満足できるタイプのメニューでした。

蒸気機関車と言うとトンネルで窓を閉めるイメージがありましたが、前述の通り大井川鐵道のSLは煙が少ないので何も心配は不要でした

トーマスフェア会場

トーマス号に乗って千頭駅へ行くとソドー島の仲間たちが停車しています。パーシー、ヒロ、ジェームス、ラスティー。ジェームスは以前は運行していたようですが、今回は停車状態でした。

また、大井川鐵道と言えばアプト式が有名な井川線もありましたがそちらはツアー参加だと乗車は難しいです。また別の機会に・・・!!

バスのバーティに乗車

トーマスフェアで楽しんだあとの帰りはバスのバーティに乗車しました。こちらはどうやら2代目となって乗車定員が大幅に上がったとのこと。トーマス号とほぼ同じ時間で出発して、ところどころ並走を楽しみました。バーティは添乗員の方も乗車されていて、沿線の見どころやトーマスに関するクイズ、バーティが初登場するお話の上映で子どもたちは盛り上がっていました。

おわり

大井川鐵道のトーマスに乗車しました。私も小さいときに模型で撮影されたトーマスをテレビで見ていて、今でも子供と一緒にNetflixで配信されているCGになったバージョンも見ています。豆列車のトーマスを見たり乗った記憶もありましたが、やはり本物の蒸気機関車で再現されたトーマスは迫力も雰囲気も段違いでした。今年の夏にはトビーも再現されて井川線を走るそうです。トビーにもぜひ会いに行きたいですね。